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カビのシーズン到来、予防のために気を付けること

「いつ梅雨入りするんだろう?」と、天気予報が気になる時期になりましたね。
今年は現在、沖縄・奄美地方のみ梅雨入りしている状態で、昨年より3日遅い発表となったようです。
例年、福岡でも6月上旬には梅雨入りすることが多いですが、今のところ発表されていません。
(気象庁HP:https://www.data.jma.go.jp/cpd/baiu/sokuhou_baiu.html)


この時期になると、湿度が高くジメジメ・・・、そんなときに気になってくるのが「カビ」ではないでしょうか。
カビは温度:25~30℃、湿度:60%以上のときに発生しやすくなります。
気温が高くなりジメジメとした日が続く梅雨時に、カビが発生しやすくなるのはこのためです。
また、湿度が高く、栄養源があるところでカビは繁殖しやすくなります。
カビの発生しやすい条件である「湿度が高く、栄養分が多い」という状態を避けるためには、日頃の掃除が大切になります。

浴室やキッチンなどの水回りは、水分や汚れを放置したままにせずふき取る、押し入れやクローゼットなどは扉を開けて風通しをするだけで、
カビ発生の抑制につながります。
カビによる健康被害も心配になりますので、湿度管理をし、カビが発生する前に水分と汚れを取り除き、風通しを良くして、清潔な部屋で快適に過ごせるようにしたいものですね。

珪藻土や漆喰を使った塗り壁

室内空気にこだわっている『つくらし』では、壁に珪藻土や漆喰を使用しています。

珪藻土とは、簡単に言えば植物性プランクトンである藻の化石から作られた素材です。

珪藻土の特徴である調湿性ですが、珪藻土には、目に見えないほどの小さな孔(穴)が無数に開いています。
(参考元:https://www.keisoukun.com/topics/18518/)
この孔(穴)が、室内の湿度が70%以上になると湿気を吸収し、40%以下になると放出してくれます。
そのため、室内が適度な湿度に保たれるのです。
『つくらし』が使用している珪藻土には、消石灰が含まれているため、抗菌・抗ウイルス作用もあります。

漆喰は消石灰を主原料とし、熱や水などを加えて仕上げられた素材です。
漆喰の吸湿性は珪藻土ほど高くはありませんが、漆喰の表面にも無数の孔(穴)があり、湿気を吸放してくれます。

主成分が強アルカリ性なので、細菌・カビ・ウイルスが生息できず、病気拡散の抑制、防カビに効果的です。
また、主成分は強アルカリ性ですが、空気中の二酸化炭素を吸収して主原料と同じ性質になるため、漆喰壁は手で触っても安全です。

さらに、珪藻土や漆喰にある無数の孔(穴)は、ニオイ成分や化学物質を吸着し分解するため、消臭・安全性にも効果を発揮してくれるのです。
また、100%自然素材のものなので、万が一の火災のときにも有毒ガスは発生しません。

珪藻土や漆喰の塗り壁の性能にプラスして

『つくらし』では間取りにもこだわっています。生活動線だけではなく、回遊性の高い間取りで玄関や窓から入る風が自然に通るように、風通しまで計算し尽くされています。
風が通りぬけるので、換気ができてカビ対策にもなります。

気密性が高い住宅の場合、調湿性に富んだ珪藻土や防カビ効果のある漆喰だけでは手に負えない可能性があります。
換気と湿度のバランスが崩れるとカビの発生につながりますので、調湿に加えて十分な換気でカビの発生を抑制し、梅雨のジメジメを乗り切りましょう!!

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