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2024.07.05

電気代高騰問題について

酷暑乗り切り緊急支援!

令和6年5月に『電気・ガス料金の激変緩和措置』が終了したことについて、先日のブログでお知らせしておりましたが、動きがありましたので、またお知らせブログを書いています。

先日、政府から「酷暑乗り切り緊急支援」として8、9、10月の3ヶ月間、電気・ガス料金の補助を行う方針が発表され、それに併せて、現在実施されているガソリン・灯油補助金についても年内は継続し、国際的な脱炭素の流れ等も踏まえ、段階的に終了する意向が表明されました。

8月9月において、電気代は1KWあたり4円、ガス代は1㎥あたり17.5円の補助となるようです。標準世帯(使用量約400kw時)では月に電気代は1,600円、ガス代については500円程度の軽減となります。
10月は支援額が電気代1KWあたり2.5円、ガス代1㎥あたり10円に縮小されます。

6月になり暑い日が続き、湿度も高くなり、不快な日が続いていますね。
そしていよいよ7月となり、本格的な夏が到来しようとしています。
今年は、向こう3カ月予報で、気温が平年より高いと気象庁より発表されています。
適切なエアコンの使用が余儀なくされそうですね。
すでに、6月分の電気代が既に気になっている方もおられるのではないでしょうか…。
「酷暑乗り切り緊急支援」は8月からのため、7月も補助がなく、『え?酷暑乗り切り?』と少し拍子抜けしてしまうところはありますが、やはり補助があるだけでも大助かりです。

なぜ電気代は値上がりしているのか?

近年、驚く程に値上がりの一途をたどっている光熱費。
理由の一つとしてはロシアによるウクライナ侵攻等を背景とした、世界的なエネルギー危機によるものです。
様々な理由で燃料の価格が大きく高騰し、これに為替の影響も加わって
日本の燃料輸入価格が高騰。その影響が一般家庭の光熱費にまで影響を及ぼしています。

以下のグラフは家庭用電気料金の月別単価の推移です。

【出典】経済産業省資源エネルギー庁HP

一旦収まりが見えた2020年年末辺りに比べ、2023年の年末には1.7倍ほど価格が上昇しています。
2024年度も更なる値上げが予想されており、この電気料金値上がりの大きな要因となっている燃料価格の高騰は2025年頃まで続く見通しとなっているようです。

私たちにできること

前述通り、光熱費の高騰が暫く続くという事は既にわかっており、国からの補助も延期はされましたが、永遠に続くものではないという現状で、私たち自身ができることはないのでしょうか?

電気料金単価については、私たちにはどうすることもできません。
しかし、使用する電力量について、どうにか軽減することはできないのでしょうか?
今から新築で家を建てる方などは、省エネ住宅を建てたり、ソーラーパネルを設置したり等の対策が取れます。
では、すでに持家の方、または中古住宅を購入予定の方はどうしたら良いのでしょう?

先日のブログでもお話しましたが、家庭のエネルギー消費の約30%を占めているのは冷暖房です。
そのエネルギー消費量を効率的に削減すると、電気代の節約につながるのではないでしょうか。
夏の冷房時に室外から侵入する熱の約7割、冬の暖房時に室内から逃げ出す熱の6割は、窓などの開口部からといわれています。
開口部、すなわち窓の断熱性能を高めると、冷暖房効率が上がり光熱費の節約にもつながります。
その開口部の断熱対策として、有効なのが二重窓の設置です。
既存窓の内側にもう一つ窓を設置するだけですので、中古住宅でも対策可能です。

そして、現在環境省では窓の断熱性能を高めるリフォームに対して補助金を交付する『先進的窓リノベ2024事業』を実施しています。
1住戸当たり最大200万円の補助が受けられ、なおかつ電気代も削減できる、、
一挙両得ですね。

ふくろう不動産では二重窓設置に関するご相談も承っていますので、ご興味のある方はぜひご相談ください。

今後も上がることが想定される、電気代とどう向き合うか

残念なことではありますが、「酷暑乗り切り緊急支援」はその名のごとく、あくまでも一時的なものであるため、いつまでも補助されるわけではないと捉え、各々の家庭で対策を考えていくしかないのでしょう…。

電気代を上手く管理し、家計をどう回していくのか…。

今回のブログでは問題提起として、エネルギー問題について考えていきました。
今後のブログでは、ふくろう不動産の考える電気代の節約のコツや省エネについて、書いていこうと思っていますので、次回をお楽しみに♪

▶環境省の家庭のエネルギーを知る【こちら】
▶総務省の家計調査【こちら】

【関連のある過去ブログ】
▶省エネ住宅って?【こちら】
▶二重窓をお得に【こちら】

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