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2024.07.26
住宅ローン減税、住宅ローン控除など、よく聞く言葉ではありますが、あまり詳しく知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
住宅ローン減税(住宅ローン控除)は、正式には「住宅借入金等特別控除」といいます。
住宅ローンを借り入れて、一定の条件でマイホームを購入・建築、省エネやバリアフリーなど特定の改修工事をすると、年末のローン残高の0.7%が最大13年間、所得税(所得税で控除しきれなかった分は住民税)から還付される制度です。
この住宅ローン減税、ここ数年間で条件が変化してきていることをご存知ですか?
実は、減税にかかる借入限度額が一部縮小してきているのです。
戸建て、マンション共に、販売価格が高くなったような気がする…と感じませんか?
普段の生活でも感じる物価の上昇は、住宅にも起こっています。
住宅に必要な木材や設備なども価格が高騰しています。また、円安に関連して輸送コストが上昇していることも、影響していると考えられます。
そして、変化していく住宅ローン減税…、今後どうなっていくのでしょうか。
今後どう変化するのかはわかりませんが、現在の住宅ローン減税を確認しておきましょう。
▼住宅ローン控除を受けるための条件▼
①床面積が50㎡以上(※例外あり)
②合計所得が2,000万円以下(※例外あり)
③引き渡しまたは工事完了から6ヶ月以内に居住すること
④住宅ローン返済期間が10年以上
⑤中古住宅は1982年1月1日以後に建築されたもの、または地震に対する安全性にかかる基準に適合するものとして証明されたもの
※床面積の2分の1以上が、専ら自己の居住の用に供されるものであること
※2024年12月31日までに建築確認を受けていて合計所得金額が1,000万円以下の場合、新築住宅の床面積要件は40㎡以上に緩和されます。
新築住宅・買取再販は長期優良住宅・低炭素住宅、ZEH水準省エネ住宅、省エネ基準適合住宅と種別分けされており、控除期間は一律13年ですが、それぞれで控除対象となる借入限度額が違います。省エネ基準を満たさないその他の新築住宅・買取再販については令和6年度税制改正後、住宅ローンの控除を受けられません。(※例外あり)
既存住宅、いわゆる中古住宅の場合は省エネ性能の内容によって、控除対象となる借入限度額が異なります。控除期間は一律10年です。
住宅ローン控除の条件や金額などの詳細については、国土交通省の住宅ローン減税に関するHPに分かりやすく掲載されていますので、ご確認ください。
▶参考:国土交通省の住宅ローン減税に関するHP【こちら】
地球温暖化への対策が全世界での共通課題となっており、日本でも2050年までに、カーボンニュートラルの実現が表明されています。
そちらについては、先日のブログ『省エネ住宅って?』で紹介いたしました。
▶過去ブログ『省エネ住宅って?』の詳細は【こちら】
また、2025年4月から、全ての新築住宅・非住宅(住宅ではない建造物)における「省エネ基準」の適合が義務付けられます。さらに、2030年には全ての新築住宅・非住宅に「ZEH水準省エネ住宅」の適合が義務付けられます。
このようにカーボンニュートラルの実現に向け、住宅・建築業界において様々な対策が求められていますが、住宅ローン減税の変化はそれに起因していると考えられるのではないでしょうか。
既存住宅、いわゆる中古住宅を購入する時に、現行の省エネ基準を満たす住宅を購入するかどうか、悩ましいところですよね・・・
省エネ基準相当のマンションかそうでないかは、住宅ローン減税の問題だけではなく、日々の暮らしの中の光熱費にも大きく影響を及ぼします。
しかし、以前ブログでご紹介した「二重窓」を設置したり、「HEMS」を導入したりすることで、省エネ化を促進することができます。
中古住宅というと、どうしても古いイメージを持ってしまいがちですが、省エネマンション相当の住宅にリノベーションすることで、快適かつ便利な暮らしへと進化させることができるのです。
▶過去ブログ『HEMSって?』の詳細は【こちら】
▶過去ブログ『二重窓をお得に!』の詳細は【こちら】
▶過去ブログ『二重窓って実際おいくら』の詳細は【こちら】
また、住宅を省エネ化することにより、CO2排出量を削減でき、地球に優しい生活を送ることができます。
その日々の小さな積み重ねが、未来のお子様の生きる環境や、社会貢献へと繋がるのではないでしょうか。
現在、ふくろう不動産ではつくらしシリーズの自然素材や室内空気の質の良さに『ぷらす』し、そこに家族の『ダイスキ』を詰め込んだ、『つくらし⁺(ぷらす)』を展開しております。
つくらし⁺(ぷらす)では、二重窓などの省エネ対策も可能ですので、ご興味がある方はご相談ください。
ふくろう不動産は、お客様の心と身体の健康と地球にも家計にも優しい暮らしを応援しています。